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『アツイ コトバ』 杉村太郎 [自己啓発本]

死ぬ気でやれよ、死なないから”(p88)

思わず、心を揺さぶられた一冊です。

これまでの人生で、何を本気で頑張って来られたのでしょうか?
ふと思い返してみると、何も出てこないなー

いつも面倒ごとは避けて、効率ばかり追い求めてきたような気がします。
楽な方へ、楽な方へと。

そんな私も、今、まさに変わろうとしています。
そのときに本書に出会えて良かったと思うのです。

『アツイ コトバ』 杉村太郎


著者は、就職支援塾「我究館」を経営されていた杉村太郎さんで、
冒頭に挙げた“死ぬ気でやれよ、死なないから”を始めとして、
まさに熱い言葉が詰まった一冊になっています!

残念ながら、2011年にお亡くなりになっていますが、
そのメッセージの力は、まだまだ生きています。

本書を手に取ったのは、自身の決意を再確認したかったからです。

最近、読書を習慣化してきたものの、
毎日毎日、本を読み続けようと思うと、さまざまな誘惑があるんですね。

例えば、「飲みに行こうよ!」とか「本読んでも、人生変わんないって!」とか。

全ての誘惑が悪影響であるかと言えば、決してそんなことはないです。
ストレス解消や親睦を深めるなど、効用もありますから。
(ただし、愚痴に付き合うことや愚痴を言うことは、時間の無駄だと思っています)

しかし、やるべきこと(私の場合は読書)を差し置いて、誘惑へ流されることに対して、
どことなく恐怖を覚えるようになってきたのです。

これまでは一冊も読書をしない、意志の弱い私がです笑

その理由を考えてみると、「自分が決めたこと」を破る悔しさが根底にあるのではないかと思い始めたのです。

この種の悔しさというのは、これまでの人生であまり感じたことのない感情です。
効率や簡単さを重視して生きてきましたので。

しかし、3週間弱の読書経験から「読書は人生を変える」と本気で信じてしまっています。
(→『本を読んだ人だけがどんな時代も生き抜くことが出来る』 千田琢也
  『ネットがつながらなかったので仕方なく本を1000冊読んで考えた』 堀江貴文


せっかく「自分で決めた」読書をして人生を変える機会をみすみす逃してはいけない。
そんな思いが頭の中を駆け巡ります。

「今日は飲み会だったからいいや!」と妥協するのか、
「飲み会があっても(飲み会を断ってでも)、読書をする!」と決めたことを守り抜くのか。
毎日の決断が人生を形づくるのだと考えています。

「死ぬ気でやります!」と軽々しく表現する人があまりに多い。
口で言うのは簡単。でも、実際にやっているの?

たとえ全身全霊で取り組んだとしても、問題ないから、「やってみせろよ」という思いが、
“死ぬ気でやれよ、死なないから”
に詰まっています。

そしてもう1つ。
決めることは捨てること”(p.22)

人生は短いです。
社会人生活を送っていると、その事実をいやと言うほど痛感します。

1日、1週間は一瞬で過ぎていきます。

「自分が決めた」ことの先には、自分が思い描く目的・道があります。
短い一生で、そこを目指さずに、他に何を望んでいるのでしょうか?

「読書をして、人生を変える」
私の決意は変わりません♪

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『「原因」と「結果」の法則』 ジェームズ・アレン 坂本貢一(訳) ~その2~ [自己啓発本]

心は、それ自身が密かに抱いているものを引き寄せます。それは、それ自身がほんとうに愛しているもの、あるいは恐れているものを引き寄せるのです。心は、清らかな熱望の高みにいたりもすれば、けがれた欲望の底にまで落ちもします。そして環境は、心がそれ自身と同種のものを受け取るための媒介です”(p.24)

「好き」の反対は「嫌い」ではなく「無関心」という言葉をよく耳にします。
「好き」は相手のことを愛おしく「思い続ける」ことであり、「嫌い」は相手のことを恨めしく「思い続ける」ことです。
いずれにせよ感情の差は大きくとも、「相手のことを思い続けている」ことに変わりはありません。
(「無関心」であれば、相手を思ったりはしません。)

実際、思いの力は、なかなかに強いものであると、私たちは経験上知っています。

例えば、大学受験の際、自分の部屋に「絶対合格」という文字を掲げ、「自分は受かる。私が受からなければ誰が受かる」と、自己暗示を掛け、突破していく人がいます。
一方で、仕事でうまく行かず「今日は何だかついてないな。またやらかしそうだなー」と思っていると、また失敗を犯します。そればかりか二度あることは三度あり、またまた失敗を起こし、とことんついていない時もあるわけです。

では、自分の都合の良い事だけを思い続けていれば、物事は実現するのでしょうか。
著者は、そのことを否定しています。

私たちが手にするものは、私たちが手にしたいと願い、祈るものではなく、私たちが公正な報酬として受け取るものです。私たちの願いや祈りは、私たちの思いや行いがそれと調和したものであるときにのみ叶えられるのです。”(p.27)

「好き」と思い続けるだけでなく、食事に誘う、遊園地に誘うなどの「行動」があって、初めて成就します。
「嫌い」と思い続けるだけでなく、睨み付ける、悪口を言うなどの「行動」があって、初めて喧嘩に発展します。
大学受験の例では、勉強をそれなりにしていたのでしょう。仕事の例では、気付かぬうちに投げやりになっていたのでしょう。
「思い」が完全に「行動」を支配し、結果として心に抱く内容が実現しているのです。
その意味で、手にするものは“公正な報酬”といえるのです。
なお、「無関心」であれば、当然一切の行動は起きず、現状維持を続けるだけです。

私は、本ブログを「読書嫌い」と銘打っていますが、確かに、読書をしないことに対して「危機感」や「劣等感」を抱き続けていました。
しかし、今思えば「嫌い」であったことは不幸中の幸いで、その反動に「行動」することができるようになっています。
「読書なんてどうでもいい。人生に役立つの?」と「無関心」であれば、今も変わらず、本と接する機会などなかったでしょう。

本を「恐れる」現状から、本を「愛する」ことが出来るその日まで、とにかく「行動」あるのみです!!


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『「原因」と「結果」の法則』 ジェームズ・アレン 坂本貢一(訳) [自己啓発本]

“この世界の歴史上もっとも多くの読者を獲得してきた自己啓発書と言って間違いないでしょう。聖書に次ぐベストセラーだとさえ言われています。”(p.2)

本当に手に取って良かったと思える内容の濃い本でした。




目次は以下のとおりです。

・思いと人格
・思いと環境
・思いと健康
・思いと目標
・思いと成功
・ビジョン
・穏やかな心

冒頭に記したのは、訳者まえがきです。
本書は、ジェームズ・アレンというイギリスの「謎の哲学者」が1902年に著した、世界中で今なお売れ続けている驚異的なロングセラー書なのだそうです。

本書の感想を一言だけ言うとしたら、私は間違いなく「読んでよかった」と口にするでしょう。
世界的なロングセラーである本書は、読み継がれるほど内容が濃い一方で、意外にも、わずか95ページの薄い書です。

私もいつものように、入浴しながら本書を読んでいました。
しかし、なかなか読み進めることができませんでした。
薄い本でありながら、その一文一文にすべて線を引きたくなるくらい、
今の私にとって、「金言」ともいえる言葉が詰まっていました。

少し話は逸れますが、毎日読書をすることは、人生に「気付き」を与えてくれます。
本で読んだ内容が、実生活のある場面において、「あのとき目にした内容はこういう意味だったのか!」と大切なことを発見させてくれるように思います。

本書を読んだとき、“文字量が少ない本ほど内容が濃い。童話や詩集で天才の頭脳にじっくり触れる”(『人生で大切なことは、すべて「書店」で買える。』 p.83)を思い出しました。

これまで読んできた(といっても、わずか1週間ほどですが笑)本の中でも、圧倒的に頁数が少ない本書。
しかし、自分の中で咀嚼して、物にしていくためには、頁数に似ても似つかない時間が掛かると感じました。

不要な内容がごっそりと削ぎ落とされ、著者のエネルギーが詰まった言葉だけが残されています。しかも、著者は本書の95ページのうち、核心部分を冒頭に伝えてくれています。

“心は、創造の達人です。そして、私たちは心であり、思いという道具をもちいて自分の人生を形づくり、そのなかで、さまざまな喜びを、また悲しみを、みずから生み出しています。私たちは心の中で考えたとおりの人間になります。私たちを取りまく環境は、真の私たちが映し出す鏡にほかなりません。”(p.1)

私たちは自分の思いに従って、行動し、その行動の結果に辿り着きます。私自身で言えば、「読書が嫌い」という思いに従って、「読書をしない」という行動を起こし、「無知」という結果を招きました。そして、「無知」は「将来への不安」や「劣等感」を引き起こしています。
ですが、「読書を好き」に変え、「読書をする」行動を起こし、結果的に「知識をつける」ことが出来れば、これからの社会に立ち向かう「知恵」を身に付けることができるのではないかと考えています。

今、まさに変わろうとしている自分にとって、わずか95ページの内容が身に染みて、心の奥へと流れ込んできます。

これ以上、本書をうまく薦める技量がないのが歯がゆいところではありますが、是非、読んで頂きたいおすすめの一冊です。

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『本を読んだ人だけがどんな時代も生き抜くことが出来る』 千田琢也 ~その2~ [自己啓発本]

今日も引き続き本書を紹介します。

本書の構成は、だいたい①本の概略・紹介、②本の内容に関係するエピソード、③自己啓発となっています。
章立ては以下のとおり。

PART1 世の真理を教えてくれる本
PART2 残酷な社会の「目利き」になれる本
PART3 心を自由にしてくれる自分発見の本
PART4 仕事とは何かを知る本
PART5 お金と成功の仕組みを理解する本

各PARTに5冊ずつ、全25冊のお勧め本が掲載されています。
その中で、私が特に読んでみたいと思った一冊があります。

本書(p.96)で紹介されている
『ボールのようなことば。』 糸井重里


特徴は、“文字数は少ないのに、読むのに時間のかかる「不思議な本」”(p.96)であるということだそうです。
千田さんは、先日紹介した『人生で大切なことは、すべて「書店」で買える。』の中で、
“文字量が少ない本ほど内容が濃い。童話や詩集で天才の頭脳にじっくり触れる”(p.83)と書いています。

文字が多いというのは、「Aの可能性もあるし、Bの可能性もあるし、Cの可能性もある」と断言をせずに、だらだらと書いていることがあるといいます。その一方で、文字量の少ない本は、本質だけを断定的に述べており、著者の真意や核心が伝わりやすいようです。

皆さんはどうでしょうか?
物事を説明するとき、特徴を伝えるとき、本当に大切な内容だけを選んで言葉にすることができますか?

私は、言葉が少ないと相手に正確な情報を伝え切れていないかも知れない、と勝手に空回りして、余計なことをべらべらと話してしまうことが多くありました。

これを機に、「本質をひとことで言い切る」癖を身に付けていきたいです。

さて、本題に戻ります。
『ボールのようなことば。』 糸井重里
この本には、“スゴイ人よ、スゴクナイ人よ”(p124)というメッセージがあるそうです。
千田さんは内容を以下のように紹介しています。

“自分が何かで実績を残して、見事凄い人の仲間入りを果たしたとする。「俺って凄いなぁ」と栄光に浸っていると、まったくノーマークだったような凄くも何ともなかった人がすぐ後ろにいるということにある日気づく。その状態になったら、どんなにあがこうが抜かれるのはもはや時間の問題だ。その逆に誰にも期待されていなかったような自分が、自分もそうなると思っていなかったような自分が、凄い人をあっさり抜いてしまうこともある。”(p98)

この内容は、これから生きていくうえで、本当に心の底から肝に銘じておくべきだと思いました。
昔から、「油断大敵」という四字熟語や『うさぎとかめ』の話で、慣れ親しんできたはずであるのに、ふと瞬間に「自分はできる!」「私は天才だ!」と自惚れてしまうことがあるわけです。
しかし、周囲と比べてたとえその時には優れていても、いつか愚直に努力を重ねている人間に足元を救われることがあります。
また、得意分野だけを誇りにしていても、他の分野では自分よりももっともっと優れている人はたくさんいて、そういう人たちの方が総合的には、優秀だったりもします。
世の中、いつ立場が逆転してもおかしくないわけです。

しかし、私はこの言葉をポジティブに捉えています。
今、読書が嫌いで、他の本好きな人に比べれば、知識も文章力もまだまだ足りません。
ですが、コツコツと本に触れ、皆さんに何を伝えていきたいかを真剣に悩むことを繰り返していれば、いつかは「凄い人」たちを抜かせるのではないかと思っているからです。

自分に向けられている言葉なのだと解釈して、着実に日々を積み重ねます。
皆さんも、一緒に読書を続けていきましょう!


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『本を読んだ人だけがどんな時代も生き抜くことが出来る』 千田琢也 [自己啓発本]

読書をしようと決めてから、5日ほど経ちました。
自分でも信じられないことに、毎日何かしらの本には目を通すようになっています!

ブログを書いているというのも大きい要因かもしれません。「書くためにとりあえず本を読まなければ」と奮い立つので、読書習慣を身に付けることができます。

厚めの本も、すでに数冊購入しましたが、当初の目標どおり「簡単な本からコツコツと」読み進めていこうと思います!

さて、本日は
『本を読んだ人だけがどんな時代も生き抜くことが出来る』 千田琢也
です。

お気づきの方もいらっしゃるかも知れませんが、先日読んだ
『人生で大切なことは、すべて「書店」で買える。』と同じ著者です。
この本には、こんな言葉がありました。

“好きな人の書いた本はすべて読む”(p.99)

私は、読書の仕方がまだ良く分かっていないので、とりあえず著者や有識者が言っていることを実践してみようというスタイルで、本を読んでいます。千田さんの本は、共感することも多く「好き」だと感じたので、また読んでみようと思いました。

ただ、理由としては、もちろんそれだけではありません。
『本を読んだ人だけがどんな時代も生き抜くことが出来る』
という、今の私にとって、非常にキャッチーなタイトルに惹かれたということも理由です。

この本の最大の特徴は、著者がこれまでに読んできた本の中から厳選した25冊を紹介していることにあります。“大学4年間で1万冊、1000万円以上を本代に費やして頭に投資してきた”(p.3)というのだから(真偽のほどは別として)、そんな読書家の薦める本を是非とも知りたくなったのです。

本の構成自体は、何となく既視感のあるものでした。それもそのはずで、昨日、書評本である
『ネットがつながらなかったので仕方なく本を1000冊読んで考えた』 堀江貴文
を読んだばかりだからです。

なので、構成とか展開とか、そういうものには一切の期待をせず、「どんな本が紹介されているのか」という視点で読みました。

一応、文章の構成に触れておくと、やはり物書きを職業にされている方は、お上手だなと思いました(失礼ですね)笑
たとえば、本の紹介をしつつ、“翻って私たちはどうなのか”や“あなたはどちらを選ぶか”のように、最後は読者に問いかけで締める文章がいくつかあります。
自己啓発本にカテゴライズされていることから分かるように、人生を好転させるきっかけを提示してくれる一方で、「本を読んでも変わるか変わらないかは、あなた次第」と現実を突きつけてくる本でもあります。

どんな本を読んでいいか分からない、書評の書き方が分からない、自己啓発本が読みたい、という方(まさに自分がそうなのですが)には、ぴったりです。

長くなったので、どのような本が紹介されていたかについては、また後日書きます。


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『ネットがつながらなかったので仕方なく本を1000冊読んで考えた』 堀江貴文 ~その2~ [自己啓発本]

「なぜ本書を手に取ったのか」という理由をきちんと書いていなかったことを思い出しました。

実は、以前紹介した、
『人生で大切なことは、すべて「書店」で買える。』 千田琢哉
の一節に”「まえがき」の面白い本をえらぶ”(p.168)という内容がありました。

私は、さっそく本で得た知識(?)を活用して、一冊を選び始めたわけです。
「面白い」と言っても、さまざまだと思います。
「笑える」とか、「興味深い」とか、人によっては「風流だ」とか。

さまざまな基準がある中で、私としては、「面白い」=「先を読んでみたい!と思う」という風に、ざっくりと捉えることにしました。

その上で、堀江さんの本のどこに惹かれたかと言いますと、

“正直なところ、収監されるまでの人生で、本をそれほど読んだことはなかった。とにかく時間がなかったからだ。(中略)読んだとしても、いかに有益な情報を、できるだけ短時間で吸収できるかだけを考えた読み方だった。”(p.5,6)

という部分です。

この内容に、非常に共感できたのです。
時間を掛けずにさっさと情報を得たいと考えるだけであれば、本はまず読まないでしょう。
私も、それで本を避け続けて来ました。
しかし、同じような感度を持った方が、読書をしてみた結果として「役に立った」と言っている、それなら読んでみたい!と思ったわけです。

読書初心者として、感性が(たとえ一部でも)近い人の本を読むと、すんなりと受け入れられるのではないかと思います。

「まえがき」の面白い本をえらぶ、のも決め手にはいいかもしれません!

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『ネットがつながらなかったので仕方なく本を1000冊読んで考えた』 堀江貴文 [自己啓発本]

本を読み、ブログを書き始めると、なかなか大きな壁にぶち当たります。

①どのような本を読めばいいのか
②どのように書評や感想を書いていけばいいか

自分の読みたいと思う興味のある本だけを読めば、これまでのネット検索と大して変わらない気がします。
だからと言って、最初から興味もなく難しい本を読めば、せっかく本を読み始めたのに、挫折してしまいます。

また、本を読んでもそのまま放置していては、効果は薄いのかな、と思います。
誰かに伝える気持ちで本を読めば、それだけ深く理解ができるし、文章を書くトレーニングにもなります。
しかし、いざ伝えようと思うと、それを文章に起こしていくのは結構大変なわけです。

そこで、今回は①と②の悩みに役立ちそうな本を読んでみました。

『ネットがつながらなかったので仕方なく本を1000冊読んで考えた』 堀江貴文

この本は、テレビでも有名な堀江さんが書かれた本です。
まず、面白いと感じたのは、本の帯などに記載されている経歴の紹介。

“実業家、ライブドア元代表取締役CEO、液体燃料ロケット開発を行うSNS株式会社のオーナー。2006年、証券取引法違反の疑いで東京地検特捜部に逮捕され、一審で懲役2年6ヶ月の実刑判決。2011年、最高裁が上告を棄却。6月20日に収監され、長野刑務所にて服役。2013年3月27日に仮釈放された。”

滅多にこのような経歴を本に記載される方はいないのではないでしょうか笑
さっそく引き込まれます。

本の構成としては、第一部と第二部に分かれています。
第一部では著者が収監中に読んだ本の一部を取り上げて、書評を付しています。
第二部では書籍サイトHONZを運営する成毛眞さんとの対談になっています。
頁数としては、第一部が150頁、第二部が50頁といったところです。

私としては、第一部の内容に非常に興味を持ち、本書を手に取りました。
実際に読んでみると、本当に著者の知識の深さに驚かされました。
本書で紹介しているのは、小説・漫画・科学本・歴史書、自己啓発・・・と、とにかく幅が広いのが特徴です。さらに、本の紹介に加えて、独自の視点も織り交ぜて話を膨らませています。

例えば、
『ロケットボーイズ』 ホーマー・ヒッカム・ジュニア、武者圭子訳
を紹介したページ。

“この本はアメリカの片田舎でロケットの打ち上げに夢中になった高校生たちの、感動と興奮の青春物語だ。(中略)読んでいて、アメリカの国土の広さを本当に羨ましく思った。(中略)とにかく日本はロケットを飛ばすとなると大騒ぎなのだ。例えば、漁の問題がある。(中略)安全面では配慮が必要だとは思うんだけど、もう少し日本行政は柔軟な対応をしてくれてもいいんじゃないかと思う。「国土の広さの違い」はこんなところにも影響するのだ。”
(p.53~55)

かなり内容を端折ってしまったので、分かりにくいかと思いますが、
「ロケット→国土→行政の問題」と1つのテーマから話を次々と膨らませています。

今回、この本を読んで、
①どのような本を読めばいいのか
→分野を絞らずとりあえず幅広く読む。まずは、本書のような有識者の薦めた本に当たってみる。
②どのように書評や感想を書いていけばいいか
→本の感想を書いているだけでは、全くオリジナリティがない。独自の視点を取り入れて、話を膨らませていく。
という気付きを得ることができました。

簡単な本から始めて、次第にいろんな分野の本に挑戦していきます。
そして、もっともっと本ブログの内容も厚みを増せるようにしたいと思います。

長々とありがとうございました!

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『人生で大切なことは、すべて「書店」で買える。』 千田琢哉 ~その2~ [自己啓発本]

本をあまり読んだことがない、ということも関係しているのでしょうか。
本書の内容に、共感する部分が多く、前回の記事に引き続いて、
お伝えしたいことがあります。

本書の一節に「どんな一冊にも10万円の価値があると心得る」(p.178)という言葉があります。
千田さんによれば、本の一冊一冊が著者の人生をかけた「知恵の集大成」なのだそうです。
それは、こんな言葉に表れています。
“著者の人生の一部を削り取ってお裾分けしてもらっていると考えます”(p.179)

私も、「読書の目的」という記事で、
「本を買うのは、お金を払って『著者の経験を買う』ことと同義だと思います。
先人の生き方を追体験する、未知の世界を知る、著者の考え方・哲学を学ぶ。」
と記させて頂きました。

本書を読んで、私の伝えたかった「経験を買う」というのが、”人生の一部を削り取ってお裾分けしてもらっている”ことなのだと、腑に落ちました。

時間は有限です。あらゆる経験を積むことはできません。その限られた時間の中で、本を読めば、自分も犯しかねなかった大失敗をさけることができ、長年の悩みを解決することもできるかも知れません。そして、まだ見ぬ自分の可能性に出会うことができるかも知れません。

本来経験しなければ、辿り着けない目的地まで、案内をしてくれるのです。
そのように考えれば、まさに読書は著者の後を追うことになり、「人生の追体験」をしているといえます。

読書を始めたばかりですが、多くの著者の人生に触れていきたいと思います!

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『人生で大切なことは、すべて「書店」で買える。』 千田琢哉 [自己啓発本]

“衝撃の告白をします。僕は大学に入学するまで、漫画以外の本を一冊も読んだことがありませんでした”(p.1)

ほとんど本を読んでこなかった私。
読書の効用を知ろうと、まずは読書に関する自己啓発本から読んでみることにしました。

そんなとき、ふと手に取った一冊が本書です。
冒頭の2文は、私にとっても「衝撃の告白」でした。
えっ、「漫画以外の本を一冊も読んだことがなかった」人が、本を出版している!!
どのようにして本を読むようになり、どのようにして作家となったのか、自然と興味が湧いて来ました。

著者によれば、大学時代、漫画を読みにふらりと立ち寄った本屋で一冊の本を手に取ったときから、「本の虫」に変わっていったそうです。

きっかけは、そんな簡単なことでも良いのです。
私自身も、
『就職力 就活は一日200ページの読書から始めなさい!』 齋藤 孝

という、一冊の本に出会い、読書を始めようと決意したのです。
そして、実際に、今、こうして本を読み始めています。

千田さんの本書には、「本を読むと付き合う人が一変する」(p.64)という節が出てきます。
ここでは、読書の効用として、まず人間関係の変化をあげています。その理由は、読書をする人としない人では、「成長のスピード」が違うために釣り合わなくなるためだとしています。

考えてみれば、「あの人は物知りだな!」と思う人は、読書家であることが多いように思います。
そうした人と話をしていると「どう思う?」と問いかけられることがあります。しかし、「詳しくないから分からないけど・・・」とか、「うーん、そうだなぁ・・・」とか、そんな回答しかできずにいました。
振り返ってみれば、圧倒的に知識量・思慮深さが釣り合っていなかったのだと思います。

“地球上には二通りの人間しか棲息していない。読書する人間と読書しない人間だ”(p.65)

私は、「読書する人間」として生きていきたいと思います。

まずは、自分でも読めそうなビジネス書・自己啓発本から始めていきます。
いきなり難しい本から始めても挫折してしまうので。

継続は力なり!

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