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『10分でわかる!ビジネス教養』 日経ビジネスアソシエ [雑誌]

「社会人として、恥ずかしくないのか?」
「無知なままで、このまま生きていけるのだろうか?」

私の読書生活の始まりは、漠然とした不安からでした。
何とか、不安を払拭し、自信を持って社会人生活を送りたい。
ダメダメな人生を変えていく決意をしたわけです。

そこで、読書の主たる目的を「教養」を身に付けていくことと位置づけ、
本を読み始めました。

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昨日も書きましたが、読書開始後10日間は、「読書の効用」や「人生に対するマインドセット」(いわゆる、自己啓発本)に関する本を読み、モチベーションをあげてきました。
当初より、「簡単な本からコツコツ」と目を通していくつもりでしたので、読書内容としても想定どおりです。

しかし、思いのほか自己啓発本から学ぶことも多かったです。
それぞれの内容は、各書評(・・・まだ書評とも言えないレベルですが笑)に譲るとして、改めて、ブログをご覧になって下さっている皆様に主張させていただけば、
『「原因」と「結果」の法則』は是非とも読んで頂きたいと思います。
当該書評はこちら

「人生を変えたい」と思ったら、「思い」や「願い」が必要。
「思い」や「願い」があるだけではダメで、それが「愛」などプラスに働くものでなくてはいけない。
そして、その「思い」や「願い」を原動力に、行動を起こさなければいけない。
環境は、自分自身の心や行動に伴って変わっていく。

当たり前といえば当たり前ですが、ほとんどの方が意識していない本質を学ぶことができました。

何はともあれ、私は人生を変えるために、1ページ1ページと本をめくり続けています!
読書をすると、人生がどのように変化していくのかを、私が実験的に挑戦していきます!

さて、身に付けるべき「教養」についてですが、そもそも「教養」とは何でしょうか?
相も変わらず無知なので、そこから知りたいと思いました。
普段、本ばかりか雑誌も読まないのですが、興味を惹かれた雑誌があったので読んでみました。

10分でわかる!ビジネス教養』 日経ビジネスアソシエ



一応、『読書嫌いの社会人日記』と銘打って、ブログを書かせて頂いているので、ビジネスに関する教養を身に付けていきたい、と本書を手に取りました。

目次は、以下のとおりです(括弧内は、私の補足です。)

特別講義 教養の極意 (インタビュー:出口治、養老孟子他)
PART1  3分で分かるビジネス古典 (ドラッカー、コトラー、シュンペーター、孔子)
PART2  ビジネスに必須!5大教養学科 (経済学、経営学、心理学、統計学、倫理学)
PART3  日本人としての教養 (日本文化を身に付ける、仕事の悩みはすべて禅で解決!他)
PART4 東西の「カリスマ経営者」に学ぶ“仕事術” (稲盛和夫、スティーブ・ジョブズ、ビル・ゲイツ)

98ページほどの薄い雑誌ですが、内容は非常に面白かったです。
悪い点を挙げるとすれば、特別講義・PART1~3までで全体の半分、PART4だけで残りの半分という構成になっており、正直に言えば、PART4は「教養」があまり関係ないです。

ですが、前半の教養パート、後半の仕事術パート、双方共に学び得るものが多かったです。
特に面白かったが、特別講義の養老孟子さんのインタビュー。

養老孟子さんの経歴は、以下のとおり。

”解剖学者、東京大学名誉教授。東大医学部卒業後、解剖学者に。1995年に東大教授を退官。430万部を突破した「バカの壁」(新潮新書)ほか、著書多数。"(p.11)

インタビューの中で、「教養がある人とは?」の問に対し、

教養とは、生きるために必要な力のことです。それが備わっている人とは、「人の心が分かる人」だと私は考えています。ちゃんと人の心が分かれば、誰とでも適切な距離感や関係性が築ける。これさえできれば、どんな状況でも生きていけます。”(p.11)

と答えています。

実に深いお答えだと思いました。養老孟子さんは、教授をされていましたから、大学で同僚や多くの学生と触れ合いながら生活をされていたと思います。
毎年毎年、大人数の学生が入れ替わっていくわけですから、一般的な社会人と比較すると、関わり合う人数が多いのではないでしょうか。
そのような状況下で、“誰とでも適切な距離感や関係性が築ける”力は生きるために必要な力だといえます。
人の気持ちが分からないと、信頼関係は築けないでしょうから。

しかし、大学教授という仕事だけでなく、私のようなごくごく普通の社会人にも「人の心が分かる」ことは生きるためには必要な力です。
まさにビジネスの根幹だと思います。

「何が売れるのか」、「どうすれば売れるのか」、消費者の心を探ろうと、日本中で、いや世界中でビジネスマンたちが日夜悩み抜いています。
「人の心が分かる」ようになれば、相手が望むものを提示していくことで、信頼を得ることができ、感謝されれば、報酬を得ることもできます。
「生きるために必要」というよりかは、「それさえあれば生きていける」ほどの強力な力であるように思えるのです。

この力を身に付けるどのようにして身に付けるかと言えば、養老孟子さんは「古典と向き合う」ことだと答えています。

“古典は、内容が抽象的なものが多い。読むうえで大切なのは、内容に自分で解釈をつけていくことです。”(p.12)

これも共感するところがあって、読書は読み流しが一番もったいないと、この10日間で思いました(浅い経験ですが笑)。「でも」「しかし」「私も同じく」、これらの何が来てもいいと思いますが、最終的には「私もこう思う」が必要なのだと、考えています。
さまざまな解釈をしていくうちに、著者の考えや登場人物の「気持ち」が分かるようになるのではないでしょうか。

大変参考になるインタビューでした。


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